「生死涅槃、涅槃生死」という言葉がございます。また
「一息、一息佛道」ともいわれます。
表題の磨塼(ません)、「塼(かわら)を磨く」とよみます。
道元様は、「身心是臭皮袋」と申されました。
臭皮袋を以って、日々の日捲りが人生(生死)です。
この生死が涅槃!!
臭皮袋これ塼です。
塼を磨いて鏡にしようとしても、先んないこと、
只、唯、ただ磨くだけです。
この「只、唯、ただ・・・」、この行い佛道です。
ここのところを以って、生活即佛道場として、
生活の場を、磨塼堂と命名いたしました。
(正法眼蔵坐禅箴)磨塼いまだやまざる宗旨あるべし。