ひとこと

子 育 て

  先日、テレビ番組で、5・6歳の子供に、5・6センチのハイヒ―ルを履かせ育てている、若いお母さんがテレビに映っていました。可愛いから、カッコいいからと何気なく、ハイヒ―ルを履かせ育てていたところ、2年もしたら、子供が足の痛みを訴え、病院に連れて行ったら、足の骨が奇形になりかけていると診断されました。

 

 可愛いから、カッコいいからと外見を気にして育てた劣悪なケースと存じます。

 この様なことは、この報道以外にないでしょうか。

 

 朝起きたら、「おはようございます」と、挨拶を教え、声の出し方を思い出させ(生まれたときは、腹式呼吸)、ご飯の食べた方、正しい坐り方、歩き方、親の話をよく聞き、正しい姿勢を身につけ、集中力を養い、兄は兄なりに、弟は弟なりに自分の立場を身を以って感じ、家族と一体になり、学校に溶け込み、先生を敬い、父母お爺さんおばあさんを大事にし、体力知力を養い、回りと調和し、徐々に成長し社会人になり、仕事に就いたら滅私奉公の如く尽し、私事を我がものにし、適齢期になったら結婚し、子供を授かり、子に産まれ親になる、が人の道、社会に貢献の根本です。

 

 以前は、家族の智慧が子供を養い育て、近所付き合いが子供を成長させました。

 いまの日本人は、学問、テレビ、読書の知識で子育てしている様に感じます。

 

・「好き勝手は、百害あって一利なし」、これは、自らを律する、自律がない故です。

・「好き嫌いは、将来の夢をつぶす」、これは、自我の抑制を阻害するが故です。

・「好きなものが無い」は、忍耐がない証拠です。

・「艱難辛苦は智慧の宝です」、今の楽しさは、将来の落とし穴です。

・「夫婦仲良くは、子供養育の宝」、夫婦それぞれ好き勝手、犬も食わない夫婦ケンカで、健全な子

が育つはずがありません。

・「老人を阻害すれば、あなたの将来は、子供に捨てられる貴方です」

・「苦労は買ってもしろ」は、忍耐、試練の宝なるが故です。

・「堪忍は成すものにして、しいるものにあらず」

・「艱難辛苦、汝を玉と為す」、苦労困難から逃げてどうしましょう。

・「困苦欠乏に耐える」「刻苦勉励」、昔の金語が死語になり社会が乱れています。

・「親の甘茶が毒になる」、何が甘やかしか考えましょう?

・「親孝行すれば、親孝行される、人の道」

 

14九十を過ぎたお爺ちゃんを見舞にきた1才の拓士くん。この光景は、

無意識に沈んで、父母への大事を培います。

 

15生まれて間もない従妹のみなちゃんを、可愛い可愛いする一才半の拓士くん。

こわごわしながらナデナデする感覚に、対人関係の加減を自覚するものでしょうか。

 

16米軍三沢基地での食事会のおり、インデアン風の部屋に入った時の1コマの写真です。

2才の子供が無心になって合掌する姿は、大人の見習うところ。

和尚のひとこと