娑婆(梵: sahā, サハー)は、仏教において、釈迦が衆生を教化するこの世界、すなわちこの世のこと。仏教における三千世界の総称であり、娑婆世界、娑界ともいう。漢訳では sahā は忍土、忍界、堪忍、堪忍土、娑訶、索訶、堪忍、能忍などと訳され、「苦しみを耐え忍ぶ場所」という意味である。
釈迦が悟り,人に説いたところの佛法(真理=教え)とは何か。仏教の教理の基本は,しばしば〈諸行無常〉〈諸法無我〉〈涅槃寂静〉〈一切皆苦〉の四句に要約されるています。
辨道話の中「坐禅諸佛如來、ともに妙法を單傳して、阿耨菩提を證するに、最上無爲の妙術あり。これただ、ほとけ佛にさづけてよこしまなることなきは、すなはち自受用三昧、その標準なり。この三昧に遊化するに、端坐參禪を正門とせり」と力説され、「宗門の正傳に曰く、この單傳正直の佛法は、最上のなかに最上なり、參見知識のはじめより、さらに燒香禮拜念佛修懺看經をもちゐず、ただし打坐して身心脱落することをえよ。」と行佛の実践を強調され、普勧坐禅儀の中では「所謂坐禅は習禅には非ず、唯是れ安楽の法門なり」と高々に宣言されております。